食オタ|食の資格者コミュニティ

大人の夏休み自由研究に!ベビーリーフ徹底解剖!!

「手軽に野菜を食べたい!」という方に私が必ずオススメしているのは
ベビーリーフ!!

baby leaf = 赤ちゃんの葉っぱ

「ベビーリーフ」っていう野菜や品種ではなくいろんな野菜の赤ちゃん葉を総称 してベビーリーフと呼ばれるんですよー♪

ベビーリーフとして売られてる袋には、いろんな色形の葉っぱが入っていますよね

いったい、どれが何の野菜の幼葉なの〜???

野菜オタクとしては気になる、気になる…

ということで
今回のヤサオタNOTEでは…

調べてみると奥が深い!

夏休み自由研究課題
小学校中学年〜大人向け

\ベビーリーフ徹底解剖!!/

普段忙しい会社勤めの方やママさんなどぜひ!
大人にこそ自由研究していただきたい♪

などなどでしょうか。

ではでは、深堀りしていきますよ〜〜〜

ベビーリーフを育ててみよう

ベビーリーフを買ったものの、
けっきょく半分残ってしまう、、、

なんてことはありませんか?

自分で育てていれば、
欲しい分だけを摘んで使える!!!

ということで、
さっそくタネを買ってみました!

細かいタネがたくさん〜〜〜
よく見ると、形が少しずつ違いますね!

野菜ソムリエなのに、栽培に関しては超超初心者の私、、、
土にタネをまけばいいんでしょー

と安易にタネをばらまいて、
表面に1cmくらい土をかぶせて、
栽培開始〜〜〜

実験開始は5月中旬。
東京都内のマンションのベランダです。
気温はだいたい21〜25℃でした。

3日目には、双葉が出てきましたよ♪

可愛いですね★

……しかし、
その後はなかなか成長せず、、、

2週間後でこんな感じ、、、

気温29℃で、今日は暑いなぁと思いつつ観察に行くと、、、
お〜〜育ってきました!!!

葉の形の違いがわかってきましたね〜〜
ワクワク!!!

20日後は、こんな感じ

うん♪
色々な種類がある〜〜〜

名前をつけたいくらいに可愛くなってきました(笑)

この写真を見て、
プロの方はきっと気づくのでしょうが、、、
……密生しすぎていますよね、、、

でも私は気づけず、、、


35日目になっても、
あまり成長が見られない、、、


この2週間はなんだか変化がなくて、、、
そろそろ食べたかったのに〜〜〜

……と、ここで
先輩野菜オタクの増田さんにご相談

「間引いた?間引かなきゃ!!!」

そ、そりゃそうですよね〜〜
……ということで、成長が遅れている個体を中心に
間引いてみました!


すると、すでにこんなにも成長していた!!!
モサモサと密生しすぎていて気づけなかった、、、

もちろん、間引いた葉も食べましたよ!

柔らかくて、香り高くて、美味しい!

間引いたらどんどん成長し…

1週間後(種まきから42日後)には、
5〜7cmに成長してきました。

収穫です!!!

市販のものを買うなら、私がリピート買いしてるコレ!

では、比較実験の開始です!

育つと何の野菜になる?

今回収穫できたモノを分類してみました!
7種類ありましたよ!

ただ、残念ながら、
何の野菜の幼葉なのか
分かったものは3点です

ピノグリーン

右側が自分で育てたピノグリーン!
うん!立派に育ちました!!
左側の市販のものと比べても遜色なしです!

親は小松菜の仲間なんです!!!!!

単体で食べてみると、まさにベリーリーフを食べた時の味(笑)

なぜなら、市販のベビーリーフを買った時に
圧倒的にピノグリーン占有率が高いからなんですね〜!

この占有率に関しては、後ほど別実験をしましたのでお楽しみに!

独特の苦みが少しありますが、
苦味があるということは、ファイトケミカルを含んでいるということ!

カロテンを多く含む緑黄色野菜ですね!

水菜

コチラはお馴染みの野菜ですよね。

水菜は ビタミンC カルシウム を含んでおり、
クセが無いので食べやすいですよね!

自分で育てた水菜の方が立派だわ♪

ターサイ

ターサイは「ちぢみホウレンソウ」の親野菜
ってご存知でしたか?

カロテン、葉酸、食物繊維など、栄養価の高い野菜ですね!

親がわからないベビーリーフたち、、、

何野菜の幼葉なのか知りたいなぁ、、

知るためには〜〜
ベビーリーフ工場見学に行ってみたい!!!

次回の課題ですね、、、

市販のものには別の種類もはいっていました!

右上から時計まわりに水菜・スピナッチ・レッドビート・レッドマスタード・ピノグリーン


中でも私のお気に入りは

レッドビート

ビジュアル的に最高ですよね!!!

飲む血液と言われるほどに栄養価の高い

ビーツの若葉!

私はこのレッドビートの占有率が高い袋を狙って買います!

占有率が高い=たくさん入っている
ということです

できれば自分好みのベビーリーフ種類の
占有率が高い袋を買いたい!!!!

そこで、、、

ベビーリーフの占有率調査!

私が実験した時(2017年6月)の占有率であって、
もちろん時期によっての違いもあると思いますが…

2大スーパーで購入したベビーリーフ
先に結果発表!!!

占有率はコチラです!!

ベビーリーフ販売としては最大手A社では、
やはりピノグリーンの占有率が圧倒的ですね!


最近はスピナッチ(右下)
だけの袋も市販されています!
ホウレンソウの幼葉の栄養価は高そうですね♪

Y社の方が、多品種入っていました!

右上から時計まわりに、
水菜・ターサイ、・レッドマスタード・名前不明のもの・
ピノグリーン・レッドビート・サニーレタス

個人的にサニーレタスが多いのは少し残念、、、

1種類ずつ味わってみると、
それぞれで味が違います!!!

みなさんも、ぜひ味比べしながら
ベビーリーフを食べてみてください!

いろいろな発見がありますよ♪

ベビーリーフの保存方法〈比較実験〉

幼葉ですので、傷みがはやいのは仕方ないですが…

毎日少しずつサラダにトッピングできたら嬉しいですよね!

ということで!!!
保存方法を実験してみました

料理をあまりしないという方に「どんな方法で保存していますか?」とリサーチして決めた比較保存方法はこの5点です。

A.売られていた時の袋のまま保存
B.空気を抜いて保存袋(ペーパータオルに包む)
C.タッパに入れて保存(ペーパータオルに包む)
D.ビニール袋に入れて保存
E.タッパに水をはり、水の中に入れて保存

3日目

ほとんど変化はなかったのですが、

「B.空気を抜いて保存袋」がしんなり、、、

空気にふれると葉先が乾くとは言うものの、
真空に近い状態にするときに葉を圧縮するため、
柔らかいベビーリーフの葉へのダメージは大きいようですね!

5日目

意外にもまだまだ元気!

どの保存方法でも、ピノグリーンがしおれてきています!

1週間後

※上の方に傷みの激しい葉を置いてみました。

やはり、だいぶしおれてきましたね〜

最もシャキシャキ感が残っていたのは、

「E.タッパの水にいれて保存」したものでしょうか。

他の保存方法だとしおれてしまった水菜も、
まだまだ元気!

\結果/
 
結果判断には、下記を考慮

・ずっと水の中に入れていると栄養が流出してしまう
・ペーパータオルで水分を拭いた時に、急にしおれ感が強くなってしまった点

私ジャッジでの結果は…!!!

1位…D.ビニール袋
2位…A.売られていた時の袋のまま

手軽な保存方法が上位というのは嬉しい結果ですね♪

サイト検索してみると、
「C.タッパに入れて保存(ペーパータオルを毎日交換)」
をオススメしている場合が多かったのですが、、、

今回は、
いかに手間をかけずに保存するかを考え
ペーパータオルや水を交換せずに実験を実施。

毎日交換を行ったら、また実験結果は変わるのかもしれません。

1週間後、こんな風にいたんでしまった葉もありますが、


1週間後もこんなに元気な葉もありました!!!

ただし!!!

やっぱり栄養価的には、
早めに召し上がるほうがオススメです

・葉によってしおれ具合が違うため、傷みの早い葉から食べる

レタス系はどの保存方法でもずっと元気なままでした!

最も先に傷んでしまったのは占有率の高い「ピノグリーン」

……残念。

まとめ

<栽培>
・ベビーリーフは自宅で簡単に栽培可能
・栽培時は、種を1カ所にまき過ぎず、間引きすることがポイント

<占有率>
・ピノグリーンが多め、レタス系が多め、など各社様々なので好きなベビーリーフパックを見つけよう!

<保存方法>
ビニール袋に入れて5日間は元気 なまま
・葉の種類によってしおれ具合が異なる(ピノグリーンは弱く、レタス系は強い)

今回、ベビーリーフにむきあってみて、
もっともっと知りたいことが膨らんできております。

例えば
・「栄養価が高い」ってどのくらい?
・ベビーと親ではどのくらい違うのか

一説には、レタスとベビーリーフのレタスでは、
カルシウム3倍、ビタミンC4倍というデータもあるみたい…
そういわれると、証明してみたいですね〜

他にも
・季節によって入ってくる種類は違うの?
・占有率の違いの理由は?

…そしてやっぱり、

ベビーリーフ工場に見学に行きたい!!!

いつか第2弾をUPしたいと思いますので、
ぜひ期待して待っていて下さいませ!


ベビーリーフは
お手軽に栄養摂取できる野菜!!

野菜室にストックして、ぜひ毎日食べて下さい!

そして夏休みは、ベビーリーフ育成に挑戦してみてくださいね〜♪

次回のヤサオタNOTEもお楽しみにー!!