食オタMAGAZINE|食のオタクによる食育WEBマガジン

大根パワー実証実験!大根おろしは胃もたれに効果あり?!

お正月も終わりましたが
年末年始,食べすぎ飲みすぎで
毎年この時期は胃腸が疲れ気味…

母から
「そんなときには大根おろしを食べなさい!」
って昔よく言われたな〜。

そこで今回のヤサオタノートは
大根!!!

それでは大実証実験!
スタート!!!!

実験1:大根は先端と葉元では辛味が違うの?

大根と言えばよく言われているのが
「先のほうが辛くて、葉元は甘い」
ということで!

部位によって
本当に辛さが違うのか比較してみます!

〜実験方法〜
1)大根を先端と葉元にわける
2)同じようにすりおろし、辛味を確認

さっそく大根おろし♪

向かって右側が先端で、左側が葉元

葉元は…
普通の大根おろし。

ちょっと甘みもありますね〜

先端は…
「か、辛い」
やはり噂どおりでした!!

結果

大根おろしを作り、葉元と先端で辛さを比較
葉元…甘みがある
先端…辛味が増す

ピリッと辛い大根おろしを作りたければ
先端が良い!

逆に辛いのが苦手な人は葉元を大根おろしに

ちなみに、葉元の方が水分が多かったです!!

和食でよく使われる大根おろし
天ぷらや焼き魚にも添えられていますね

油っぽさをさっぱりさせてくれますが
味だけではなく消化を促す役目もあるそうです。

でもホントに大根って消化を促してくれるの?

ヤサオタとしては実験してみなければ!

実験2:大根は消化を助けてくれるってホント?


大根には、消化酵素ジアスターゼが含まれます

そのジアスターゼがでんぷんを分解することで
消化を助ける働きがあると言われています


さぁ、ヤサオタ的検証ー!

「でんぷんのり」「ヨウ素」を使用して
お腹の中の状況をつくってみます!

でんぷんはヨウ素を加えると青紫色になります!
小学校くらいで、ジャガイモで実験しましたよね♪

この反応を利用して実験です!!

〜実験方法〜
1)でんぷんのりを3つの器に分ける
2)1つを残し、大根の絞り汁、カブの絞り汁をそれぞれ入れてよく混ぜる
3)40℃で10分おきそれぞれにヨウ素を注入し反応をみる



仮説
でんぷんが残っている=青紫
でんぷんが分解された=白(青紫にならない)

つまり!
大根おろしがデンプンを分解するなら
白いままで青紫色にはならない!

<使用するもの>
・大根
・でんぷんのり(図工に使うようなのり)
・ヨウ素(うがい薬)
・かぶ
※かぶにもジアスターゼが含まれているので今回はカブも一緒に実験!!


ヨウ素でんぷん反応とは?


でんぷんは体内の酵素により分解されます!
この消化酵素で代表的なものはジアスターゼ

ヨウ素でんぷん反応を利用すると分解によって色が薄くなっていくのを観察できます

今回は主原料がとうもろこしでんぷん100%の「でんぷんのり」を使って実験します
(園児や学童の工作に使われるのり)

さあ、それでは実験スタート!!

でんぷんのりに水を混ぜてゆるめます

そしてそれぞれ良くかき混ぜて
お湯を張ったバットで40℃を保ちます。


この40℃が重要!!

人間の体温と同じ!
私たちがご飯と大根おろしを食べた体内温度。
お腹の中と同じ状態を作ります!


10分後にヨウ素(ここではうがい薬)を希釈したものを注入〜。


「ヨウ素はでんぷんに反応すると紫色になる」

白いままなら大根の消化酵素により
でんぷんが分解されているということに!



大根もかぶも入れた時は青くなったけど
混ぜたら反応して白くなってきました!


結果は…

ジャーン!予想通り!!!


でんぷんのりのみは青紫
大根、かぶを入れたものは白くなりました!!

大根とカブはでんぷんを見事!分解したんです!

ちなみに、後からでんぷんのりのみに大根おろしの絞り汁を加えたら…↓


青紫が薄くなりました!

酵素により分解が始まったのですね

結果

でんぷんのりとヨウ素を使って本当に大根がデンプンを分解するか実証!

大根やかぶに含まれるジアスターゼはでんぷんを分解する!!

よって、

炭水化物(でんぷん)を食べる際大根おろしを一緒に食べると…
消化を助ける作用がある!

と考えられます

大根おろしで食べる「からみ餅」も
胃もたれを防ぐ意味で効果的かもしれないですね!!

ジアスターゼって、お肉を柔らかする効果があるらしい?!

デンプンを分解するだけじゃない
大根に含まれるジアスターゼの
もうひとつの効果を実証実験してみましょう!

実験3:大根に含まれるジアスターゼはお肉を柔らかくするのか?

〜実験方法〜
大根をすりおろしたものを塗った肉
そのままの肉を焼いて、柔らかさを比較!

すりおろした大根・カブを肉に塗り
3時間程度置いて実験してみます

仮説
すりおろした大根やかぶを塗ったものはジアスターゼ効果でやわらかくなっているはず!

今回は赤大根も試してみます!

中が白いのが紅化粧大根
中まで紫なのが紅しぐれ大根

紅化粧大根はジアスターゼ含有量が
青首大根の7倍と言われるそうですよ〜

ってことは一番柔らかくなるのかしら?

<使用するもの>

青首大根…D
かぶ……K
紅しぐれ大根…左下
紅化粧大根…右下

それでは実験スタート!

3時間程度冷蔵庫で休ませてフライパンで焼きました。


焦げやすいので青首大根とかぶはふき取って焼きましたが
紅化粧と紅しぐれはそのままです。


もともと和牛の柔らかいお肉を買ったので
何も塗っていないものでもそこそこ柔らかい。


次に大根を塗り込んだお肉を食べると…

や・わ・ら・か・い〜!!
全然違います!!!


かぶも赤い大根たちも柔らかくなっていましたが
紅化粧大根がかぶとあまり変わらなくてがっかり。


こちらは紅しぐれ大根おろし


大根おろしは天ぷらや焼き魚などを
さっぱりとさせてくれるだけではない!!

大根おろしをもみ込むと
お肉を柔らかくしてくれるんですね!!

結果

かぶや大根おろしを塗った肉は柔らかくなるか?!

大根おろしをもみ込んでおくとお肉は柔らかくなる!!!

赤大根でも比較してみましたが、あまりかわらず…
大根の品種ではあまり差が出ないようです

大根パワー実証実験まとめ

【実験1】
大根は部位によって辛さが違うの?
・葉元=甘みがある
・先端=辛味が増す


ピリッと辛い大根おろしを作りたければ先端で!

【実験2】
大根は消化を助けてくれるってホント?
大根は本当にでんぷんを分解した!

炭水化物(=でんぷん質)を食べる際に
大根おろしを一緒に食べると
消化を助ける作用がある!と考えられる!

【実験3】
大根はお肉を柔らかくしてくれるってホント?
ほんとにお肉は柔らかくなった!


このほかにも、大根おろしには殺菌作用のパワーもあるそうな!!

大根おろし汁でうがいをすると口内炎などに効果があるらしいですよ!

生牡蠣を洗浄する際にも身を崩さず洗浄できるって!

この辺の実験はできませんでしたが…
大根の持つパワーってすごいですね♪



大根マメ知識

マメ知識1
味が染みた大根の煮物を作るには?




もちろん大根って、煮てもオイシイ♡

煮物を作るときは
「米のとぎ汁で下茹で」

味が染み込みやすくなりますよ!!

串がすっと通るまで茹でて
洗い流したら、煮汁で煮ます

マメ知識2
葉つきの大根!どう使う?



葉っぱつきの大根を見つけたら
即買い!!

買ってきたらすぐに葉元から切り落として
葉と大根は別々に保存してくださいね



生でも煮てもおいしい大根
ぜひ丸ごと食べつくしたいものです!

大根おろしは医者知らず』

1月7日は七草の日でしたねー

七草粥食べましたか?
春の七草を粥に入れて食べると災いを避け
長寿富貴を得ると言い伝えられています


おいしく食べて健康づくり!!

次回ヤサオタもお楽しみに〜!

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