食オタ|食の資格者コミュニティ

「温泉卵」の作り方を検証!鶏&うずらの卵を好みのトロリにする方法は?

気になるけれどなかなか試せないこと。

それを実際に検証するのが、「食オタノート」の醍醐味かも♪

とっても反響が大きく、好評だった「ゆで卵」の追及。

水からゆでる?お湯からゆでる?
氷水で冷やす?常温水でも良い?

ゆで時間を1分刻みで実験もしました!

今回は「卵」実験、第2弾!!

「温泉卵」の作り方に
迫ってみたいと思いますー!!!

温泉卵とゆで卵の違いとは?

ゆで卵と温泉卵の違い

まずは「ゆで卵」と「温泉卵」の違いを
おさらいしてみましょう。

【問題】温泉卵はどっちでしょう??

そう、答えは…
向かって右ですよね~!

卵は「黄身」と「白身」で固まり始める温度が異なります。

「黄身」の固まる温度
約65℃から凝固開始

約75℃キープで完全に固まる

「白身」の固まる温度
約60℃から凝固開始

80℃以上で完全に固まる

◆ゆで卵の場合

黄身も白身、どちらも80℃以上になると固まります。

「ゆで卵」は80℃を超えた沸騰したお湯で茹でているので黄身も白身も凝固します!

ゆで時間が長くなればなるほど外側の白身から黄身に熱が伝わります。

だから、半熟からかたゆで卵まで色々変えられるんですね。

◆温泉卵の場合

一方で「温泉卵」はそれよりも低い温度で作ります。

「ゆでる」ではなくお湯に「つける」。

白身が固まらない80℃以下をキープすることで白身はトロトロ、黄身は固まる仕組み。

ということは…?
温泉卵を作るうえで大切なのは…

・白身が固まらない80℃以下
・黄身が固まり始める65℃~75℃

がポイントかな?

◆市販の「温泉卵」を調べる

自分で温泉卵を作る前に、市販のものをチェック!

買ってきました!

ふるふる~!

市販の温泉卵って、メーカーによって黄身の固まり具合に違いありますよね。

しっかり固まっているのもあれば、生卵に近い柔らかさだったり。

割ってみると…

こちらはかなりトロトロの黄身でした。



わたしはこのくらい↓固い方が好み。

みなさんはどうですか?

自分好みの温泉卵を自宅で作れるようになったら良いですよね~♪

検証!家庭での温泉卵の作り方

温泉卵を作るには、この温度が重要!

・白身が固まらない80℃以下
・黄身が固まり始める65℃~75℃

黄身が固まり始めるのは65~75℃。
ということは「70℃」くらいが良さそうかな?

これを頭に入れて、温泉卵づくりにトライしてみます!

用意するもの
・鍋
・卵
・温度計
・調整用の差し水

温度計は、最近は100円ショップでも売っています!

簡易的なものでも1本あるとなにかと便利かも。

では、やってみましょう~!!

家庭の鍋で温泉卵は作れるか?!

まずは普通のお鍋で出来ないか
検証してみます!

実験①:湯温を70℃前後にして火を止め、卵を入れて放置

沸騰したお湯を70℃程度に調整し、
卵を入れたら蓋をしてそのまま放置。

これで出来たらラクチンです♪

固さの状態も見たいので、次の3つで時間も比較してみます!

【時間比較】  ①10分  ②15分  ③20分

果たして、わたし好みの温泉卵はできるのか!?

まずは鍋のお湯を沸騰!
99℃にします。

差し水を加えます。
77℃まで下がりました!

ここで卵を投入。

10分、15分、20分の間隔で
ひとつずつ卵を取り出していきます。

こちらは10分後。


湯温は56℃まだ下がっていました。

黄身が固まり始める温度より
だいぶ下がってる…。
失敗の予感がします(涙)

左から、
10分後、15分後、20分後に
取り出したものです。


結果は…?

ああ~やっぱり!!!

うっすら白身が固まっているだけで、
ほぼ生卵の状態です。

実験①結果

失敗 ×

湯温を70℃前後にして火を止め、卵を入れて放置するだけでは温泉卵は出来ない。

温度が下がりすぎてしまい、白身・黄身ともに固まらない!

お湯の温度を70℃前後にキープできなかったのが失敗の原因ですね。

次は、放置せずに加熱して湯温をキープしてみましょう!

実験②:70℃前後で卵を入れ、湯温を保ち続ける

途中までは実験①と一緒。

違うのは、火を止めず加熱し続けること。
湯温70℃を保ち続けてみます!!

今回も時間比較をしてみますね!

【時間比較】  ①10分  ②15分  ③20分

温度計とタイマーを見つつ、IHコンロで火加減を調整します。

ずっとつきっきりなので結構大変…。

でも、20分後に取り出す卵まで温度はしっかりキープできました!

割ってみました!

左から、10分後、15分後、20分後。

おおー!
違いがハッキリ!

白身の固まり具合はそれほど違いなし。

黄身は時間の経過が経つにつれ、
固めに仕上がっています。

実験②結果

成功! ○

70℃前後で卵を入れ、湯温を保ち続ければ、温泉卵は家庭でも作れる!

湯温を70℃前後にキープできれば、理想の温泉卵ができました!

■問題点
→常に温度調整する必要あり!!
他の家事や作業ができない!大変!

わたしの好みはこのゆで加減♪
20分!

温度管理しながら20分ゆで続ければ
いつでもこの温泉卵が食べられる!

…いやあ、でもなあ。

ずっと火の調節をしていなきゃいけないのはツライ!

他の家事や料理をしながらもっと簡単に作りたい!

他の作業をしながらでも温泉卵を作る方法はないかな…?

鍋以外で温泉卵が作れないか?検証

「保温性の高いもの」なら、面倒な温度管理をせずに出来るかも?

卵が入るサイズでこの2つを用意してみました!

陶器の湯飲み & 魔法瓶の水筒!

どちらもある程度なら保温が可能ですよね!

実験③:湯飲みで温泉卵は作れるか?

まずは湯のみでやってみます!

卵を入れた湯飲みに、沸騰したお湯をイン!

あっ!熱さで殻が割れてしまった…。

卵に直接お湯を当てないよう、そっと注いだ方が良さそうです。

やり直して、ラップで保温します。このまま30分放置してみましょう。

30分経過した、湯飲みの卵。

沸かしたてのお湯を入れましたが、だいぶ下がってますね…。

結果はやはり失敗…。

生卵のままの状態です。

湯飲みだと、温泉卵の理想温度より
下がりすぎてしまうみたい。

実験③結果

失敗 ×

陶器の湯飲みに卵を入れ、沸騰したお湯を入れて放置するだけでは、温泉卵は出来ない。

実験④:魔法瓶で温泉卵は作れるか?

では、湯飲みより保温性が高い魔法瓶ではどうでしょう?

高さのある魔法瓶。

卵をそのまま入れると、底への衝撃で割れる可能性が高いです。

魔法瓶を横にした状態で卵を入れると安心!

■魔法瓶で30分

まずは30分放置でやってみます!
卵を入れた状態で熱湯を入れます。

温度を測ってみると、87℃。
結構高めの湯温だけど大丈夫かな?

きっちりふたをしめて、30分待ってみましょう。

30分後!


魔法瓶でも20℃くらいは下がりますね。

殻を割ってみると…?
わあ、理想的!!

わたし好みの温泉卵!
魔法瓶でも作れるんですね!

簡単でこれいい~!!

■魔法瓶で20分

今度は放置時間を30分→20分に。

割ってみたら、こんな感じ~!

20分放置だと、こんなトロトロ具合になります♪

「柔らかめの黄身がいい」という方は20分のほうが良さそうですね!

実験④結果
成功 ○

魔法瓶に卵と熱湯を入れて放置すれば、温泉卵は作れる!

★30分放置→黄身は固めに
★20分放置→黄身は柔らかめ

放置する時間でお好みの温泉卵ができます♪

ただこの場合、魔法瓶に直接卵を入れるので衛生面が心配という方もいるかも。

気になる方は、しっかり卵を洗ってからトライしてみてくださいね。

うずらの卵でも温泉卵は作れるか?

ニワトリの卵の温泉卵はポピュラーだけど…。

「うずらの卵」の温泉卵って、ある?
できるのかな??

やってみたい食オタ心がムクムク♪

はい!買ってきました!

挑戦してみます!

まずは、鍋の湯温を加熱したままキープする実験②のパターンで実験。

左から、3分、5分、8分鍋のお湯を弱火のままキープしたもの。

うずらは薄皮が厚めなので、ニワトリの卵のようにコンコンと打ち付けてもなかなか割れません。

ハサミで軽く切れ目を入れてあげると開けやすくなります。

3分、5分は液状ですが…
8分はなかなか良い感じ♪

黄身もある程度固まっていてわたし好みの出来上がりです!

続いて!

ニワトリの卵で成功した魔法瓶でも検証してみます。

先ほどと同様、熱湯を注いで卵をIN!

時間は5分くらいで良いかな?

5分後、嬉々として割ってみると…。

完全にゆで卵状態!

うずらの卵は小さいから
火が通りやすいんですね。

70℃前後に調節してから再度試してみると…?

うずらの温泉卵、無事に完成!

でも、温度調整が不要だから魔法瓶を使いたいのに…。

結局調整しなきゃいけないなんて、ちょっと面倒ですよね。

あっ!もしかしたら、今度は湯呑みの方が良かったりして!

沸騰したお湯にうずらの卵を入れてラップをし、待つこと5分。

出来てるーーー!

フォークでつついても大丈夫なくらい
固めの温泉卵が完成しました♪

ちなみに、マグカップでも実践。

湯呑みと同様、沸騰したお湯に
うずらの卵を入れ、ラップをして5分置くだけ。

ちゃんとできました♪

結果
うずらの卵でも温泉卵は出来る!

【オススメの方法】
うずらの卵を入れた湯呑(またはマグカップ)に熱湯を注ぎ、ラップをして5分放置

うずらの温泉卵、ちょこっとのせたい時に可愛い~♪

しかも熱湯+マグカップで出来るならお手軽ですよね!!

まとめ~温泉卵を簡単に作るコツ

新しい発見ができた温泉卵の実験!

ここで今回の結果をまとめます!

結論 / 弱火で湯温を70℃前後にキープすれば作れる!

湯温を約70℃(※)を保てば、家庭の鍋でも温泉卵は作れました!

※温泉卵になる定義である65℃~80℃以内

成功した温泉卵の作り方

■鍋で70℃を保つ

【方法】
鍋にお湯を沸かして卵を入れ70℃の湯温をキープする!
※極弱火で加熱すると温度を保てます。

【出来上がり例】
15分:黄身柔らかめ
20分:黄身固め

【難点】
鍋の湯を弱火で加熱し続ける必要あり。
つきっきりになるためちょっと大変!

■魔法瓶+熱湯で放置

【方法】
卵を入れた魔法瓶に熱湯を入れ、
放置するだけ!

【出来上がり例】
20分放置→黄身柔らかめ
30分放置→黄身固め

【難点】
魔法瓶に直接卵を入れるので衛生面が気になる方はあらかじめ卵を洗ってからトライしてみてください。

■うずらの卵で、湯呑み+熱湯で放置

【方法】
湯呑みやマグカップに沸騰したお湯、うずらの卵を入れ、ラップをして5分。

簡単すぎる!


「自宅では作るのが難しそう」と、ずっと思っていた温泉卵。

コツをつかめば意外と簡単にできる!
大収穫の実験でした♪

ただ、もしかすると…

各家庭で使用する調理器具によっては
熱の伝わり方が異なるかも…。

目安にしてみて下さいね~!

栄養価満点の卵、上手に食事に取り入れてみて下さい。

温泉卵もコツを押さえてぜひトライしてもらえたら嬉しいです!

次回の食オタnoteもお楽しみに☆

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